南向きに立てられた木造校舎の一番西側に図書室がありました。
白いカーテンを通り抜けて来る光が大きなテーブルいっぱいにあふれ、カーテンの間から抜けて来た光は、磨きこまれた床板に当たり天井板にまで反射していました。この部屋で過ごした時間がそんなに沢山あったわけでもないのですが、今でもこの部屋の空気を思い出します。幸せで気持ち良い時間がそこにありました。秋の日差しが長く伸びて黒磯店の大テーブルに光が届きだすと、毎年思い出します。カフェ作りの原風景の一つです。
紙芝居を読んでくれた6年生が大きく見えました。
光の中では、ひかりの子供達が鍵盤を蹴るように飛び回りチェンバロの音に合わせて遊んでいるようです。そしてひかりの音楽を眺めながら飲む珈琲は最高の時をむかえます。