師走の絶景


東京都庁の展望室に行ってきました。45階、エレベーターを降りるとまさに地上200m、たしかに絶景です。遠くから見渡せる全体というのは、とても気持ちが良くて、実体を掴めたような喜びにワクワクします。その景色は月並みだが幾億の星の瞬きです、天の川まで見えそうなビッグシティトーキョー師走の夜景。しかし、しばらく眺めているとやっぱり、「これでいいのかな?」と感じてしまう時代でもあります。そんな事を思っている人がその展望室に何人もいたようなきがします、この絶景にどれ位のエネルギーが使われているのだろう。人間の創り出す絶景や絶品に責任を持つのも人間でありたい。と、誰かが言ってたなぁ、などと考えていたら、ふとある絵本を思い出しました。『てぶくろをかいに』 かあさんキツネが最後に言います “人間はいいものかしら 人間はいいものかしら” 喜びや悲しみ、小さな出来事で日々は積み上げられていくけれど、まわりの仲間を見ていると “はい、いいものですよ” と言えるような気がしてきます。
MD岡崎