排気能力は高ければ高いほどいいと思い煙突は高く、火力は遠火の強火、バーナーは増やせるだけ増やした。どうせやるなら、考えられる中の最高でやろうと思い改善して来たつもり。それでも美味しくならなかった。「機械が悪い」「場所が悪い」、そんなこと思いながら…もうどうにもやりようがない、新しいアイデアも生まれてこない。そう思いながらも排気を良くするために考えた方法を一つ省いてみた。そしたら、排気の良い時よりふっくら膨らんで、焼き上がりのつやもいい。もうやりようがねーよと半分やけくそで焙煎した残り豆が美味しい。火力と排気のバランスが良くなった。野外のたき火で料理をするように、自然な熱排気がいいと思いつつ(言われつつ)そのバランスは考えすぎるとよけいバラバラになってしまっていたようです(引き算も大事ですね)。焙煎で、もう少し、甘みも濃くも、クリアー感も出せるはず。辞めるにはまだまだ早ぇーぜよ!豆の神様がにやりと笑った気がした日。