良くない味の残ったコーヒー豆のブレンドは、調律されていない楽器の演奏に似ています。
サンフランシスコのブルーボトルコーヒーの青年は焙煎は音楽を作るようなものって言ったらしい、たしかにそうだね。
投稿者「SHOZO」のアーカイブ
焙煎の話
8月15日お盆の最中に焙煎した豆がすごくいい感じで、今までうまく行かなかった事がうまく行くようになった。最近焙煎しながら思う事、コーヒー豆をおいしくする事は、「どうおいしい味を作り出すか」ではなくて、「良くない成分をどうしたら消せるか」だと感じます。豆を、その豆以上の味にするなんてとても出来ません。いい豆といわれる豆にも、そんなに評価されてない豆にも、その豆なりの味があって、その味を隠してしまう良くない成分を良い成分に変えて行く又は消してしまう。それが焙煎です。良くない成分の消えた生理的にも良いコーヒー豆は評価の高い低いに関係なく「良い焙煎豆」です。
原生林
2009年、尾瀬沼大江湿原
長蔵小屋の二階へ上る階段は広くて分厚くてすり減っていてなんとも頼もしい。綺麗に掃除の行き届いた廊下は裸足で歩いても気持ちいい。長い廊下を歩くとここを訪れた沢山の山人と同じように今自分もここにいるのだなと実感する。入り口の受付で館内の説明を聞いていると、明日の朝食は6時になりますとの事。山小屋時間は早い!
北アルプス
先月までSHOZOにいたスタッフがこの夏、北アルプスの山小屋でアルバイトすると言って出発しました。だいじょうぶかなー。カールにはまだ雪がある、夜はかなり冷えるし、コンビニはないよ!毎年登る秋の那須岳登山に初めて参加した時はまるで町に買い物に行くような格好で来た女の子がいつの間にか北アルプス。あの山は本当にいいよ。良い夏を!
夏が来た。
夜る寝る頃になったら急に稲妻が走り雨が降り出した。道路があっという間に川のようになって雨音も大きい。窓に当たって流れ落ちる雨を娘と眺めた。二人で出窓に腰掛けて外をのぞく。ヘッドライトで照らされた道路に猛烈に降る雨のしぶきが真っ白に見える。娘が「この窓にこしかけて外見るの好きなんだけど、電子ピアノ置くようになってから忘れてた!」といいながら外を覗き込む。さっきまで暑かった空気がひんやりして気持ちいい。雷なって雨が降って、今日はスイカも食べた。夏が来た。
気持良くない。
お店を開いている人はその人なりに一生懸命努力しています。外から見えない苦労が沢山あるし、見た目よりずっと大変。その店なりに努力しています。わかっていても出来ない事もあります。昔、全国カフェランキングというのを企画した雑誌があってとても嫌な気持ちになりました。雑誌はやだな!と思うようになってしまったのはその時です。最近はインターネットを見ているとお店に順位とか付けているサイトがあったりしてどうも気分悪い。その店なりに頑張っている仕事を、いいとか悪いとか評価して順位まで付けれる。どうも気に入らない。
旅する本屋
カウブックスがやってくる。トラックの荷台に沢山の本を積んで黒磯にやってきます。本と一緒に旅、いいなー。昔、黒磯カフェの1階で本屋をやろうとした事がありました。もう20年くらい前になります。名前はBOOKS。3ヶ月くらい開いたかな〜、全然売れなくて、1日2000円くらい。一人は店番がいなくちゃならないから全然赤字、本の掛け率の悪さや流通の難しさに落ち込みました。そんなだったから本屋を続ける事はいろんな苦労もあると思うんです。今はなきハックルベリーにも良く通った。そこで買った本とかみんな覚えている。最近はレニ−デイブックストアとドラゴンフライのところのカウブックスで買いました。
夢でいっぱい。
あそこに行きたい。ここを修理したい。あれをしたい、これをしたい。やりたいこと、やらなくちゃいけないことも、みんな夢って呼べば、毎日は夢でいっぱい。なんだかいいな!前向きな人の言葉はいいですね。ゆっこさんはいつも前向きです。
三軒茶屋「trois」
三軒茶屋のキャロットタワーのところの信号向かいの細い路地を入って行くとレトロな感じの映画館や花屋があってなかなか雰囲気。その先の小さいT路路を右に折れて10メートルくらいかな?右側1階に「trois」トロワという店があります。shozo元スタッフが開いた店ですから近くの人は行ってみて!美味しいワイン(本当に手頃でおいしいので、背の高い綺麗な店長に聞いてみて下さい)と、つまみがあります。見た目はオシャレですが福島育ちのやさしい田舎者ですのでどうぞ気楽に話しかけてみて、ぽろっと訛ります。一人でも大丈夫ですし、お酒飲めなくてもちょっと行って話してみるといいよ。