コーヒーの話 1

 『冷めても美味しいコーヒーが好きだ』『冷めるとなお美味くなるようなコーヒーがいいコーヒーだ』まあ これは、言い過ぎですが基本的にキクチは、そう 考えています。いろんなコーヒーをテイストするとき温かいコーヒーは基本的に美味しい、でもコーヒーによっては、さめると味がなくなったり、又渋くなった り、雑味が全面に出て来てしまったりと、欠点が強調されてきます、冷めてもなお美味しい珈琲豆がベストです。昨夜の飲み残しのコーヒーを朝起きがけに飲ん でもまだおいしい!それぐらいに雑に扱ってもそれでもウマイコーヒー。ワイルドな強さと繊細で透明感のある味と香り、どんな状況、環境の中でもある程度の 味は、表現できる、そんなコーヒーが好きだ

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9.18 満月のせい

このところ旅好きの友人たちから、満月の夜の登山の話を聞くようになり,自分はいつ登ろうかと考えているうちに,夏はあっという間に過ぎてしまいました。ここ数日、月が夜空に浮かび、こうこうと街を照らすもんだからどうも落ち着かない日が続いて,とうとう昨夜は夜中に山へ!12時頃山の駐車場で月を眺めていると、この夜中にTKとOも別々にやって来た。明日も忙しいだろうに元気なやつらだ、1時頃別れてヘッドライトを頼りに山道を歩きはじめた、ヘッドライトを消してみたらすっかり明るい、自分の影が山道に映る、峠に近づくにつれて風が強くなりだす、遠近感がなくて少し歩きにくい、かなり慎重に歩いた、一人の夜の登山は、かなり孤独!山肌の岩のシルエットが気になり出すとけっこう恐い、月がなかったらとても登れないなーと、時々満月を確認しながら歩く。
この那須岳の峠はまさに日本海側と太平洋側を仕切るように連なっているから年中風が吹く、日本海側から吹きつける風は想像を超える強風、今夜も峠に立つと上り道では予想できない強さ、こんな風の場所で眠る事もなかなかないだろう、岩陰は止めにして、風の中に寝袋を広げる、テントのない野宿だから頭まですっぽり入り込んで小さな入り口から空を見ながら楽しむ本当は顔を外に出して眠りたいのだが風が強すぎて出していられない、本当にすごい場所での野宿になった。それも これも 満月様のおかげです。

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野原

 
時計の下のもう一つの写真、野原を歩く開高さん!

 そういえば、今年はバッタとかカマキリが沢山いるようなきがします、子供の頃だったら大喜びだったんだけれど、最近はカマキリ、バッタ、オニヤンマあたりで喜んでいると不思議そうに見つめるスタッフもいます、昆虫の嫌いな人が増えているのかな、それとも、俺が変なのかな!
 秋になると気になる野原、いや草原、があります。ワレモコウがいっぱい、すすきに止まる赤とんぼ、晴れ上がった空には、トンビが気持ちよさそうに舞っています。空気が乾いて、空が高く、9月の晴れた日は、本当に気持ちがいい、毎年9月になると、あーやっぱりこの季節の晴れた日は、最高だ!俺は9月の晴れた日の空気が一番好きなんだ!と 思っていると、(ショウゾウさんは、9月の晴れの日が一番好きなんですよね)と K さん。長いスタッフにはもうすっかりばれています。毎年いい天気の日には、独り言のように言ってるようです。今年も何回も言えるといいなー。

『俺は9月の晴れた日の空気が一番好きだ』

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朝 

 部屋のなかの壁には、旅先から届いたポストカード、雑誌の切り抜き、メモ、思い付いた事、これからしたい事、いろいろな物が、ピンで留めてあります。何処かにしまってしまうと、ほとんどそこで忘れてしまうので、好きな物、気になる物は、なるべく目にするように、忘れないように、壁じゅうに貼りまくります、そうしていると、好きな物がだんだん増えて来るわけですから、楽しいにきまってるじゃないですか、自分の好きな物や好きな事が、新ためて解ってきます。昔貼った時の事が思い出され新鮮な気持ちになることもあります。この写真は、友人のTKが南の国を旅した時に送って来た物です。このカードが届いた時、心が洗われる思いでした。俺の部屋の時計の下には、このカードと開高さんが草原を歩く写真が留めてあります、毎日みていますがまだまだ飽きそうには、ありません。ありがとうよ K !

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時は流れて

 
 ピカピカきず一つない銀色の缶を、この棚に置いた(那須店)、新品過ぎて少し気にしながら置いたのにいつの間にかすっかり貫禄もでていい感じ、10年過ぎたんだなー、 カウンターの後ろでお店を見続けてきたコーヒー缶、大事にしてやらなくちゃ!近いうちに少し磨いてやるとしよう。

 もう知ってる人も少ないと思いますがNASU SHOZO CAFEは数年前はCAFE NASUNOSHOZOでした。そして、その前は、那須珈琲茶寮 と名乗っておりました、SARYOという響きがいいなーと気にいっていたのですが、スタッフもお客様も誰も那須珈琲茶寮とは呼んでくれづ、山のショウゾウ、又は那須のショウゾウと言う人がほとんどだったんです(CAFE CONTINENTSという時もあった!)那須茶寮(緑茶ベースのオリジナルティー)を眺めると、ずいぶん名前も変化したなーと懐かしくなりますが、いやいや変化する事はいい事だ!変化を恐れるな!進化ダー!と変なところで自分に言い聞かせるキクチです。

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菊地洋平

 
2005 SHOZO MOONのスタッフ、早朝の山カフェにて!(8月31日) の写真。ちょっと気になる真ん中の男が、MOON店長洋平君(集会の帰りげ!)とみんなに聞かれておりました。それぞれががんばってくれて、今年のMOONもあと4日、ほんとうにご苦労さん、来店してくれたお客様にも夏の記憶として心の中に残る事しょう。
洋平店長はMOONを最後にSHOZOを去る事になりますが、時々顔を見せて、いろいろサポートして欲しいし、年に一度は長渕洋平も聴きたい!

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ウインズヒル

 その丘の一番上に大きな石があり、回りには、大きなモミの木が何本もある。その石の上で珈琲を飲み、本を読む、地上に出ているその石は実は大きな大きな岩盤のほんの一角で、この岩から那須山はできているのだ、そしてこの土地に吹く風は、ここから吹きはじめるにちがいない。そんな事を、思いながら楽しんだ場所があります、眠れない夜、そこで朝を迎えたことがありました、日の出を迎え珈琲をたて、いい朝が訪れました、朝の太陽は、見る見るうちに登り、関東平野を眺めながらのんびりしていると、その時、すぐ後ろで大きな音が聞こえだしました、大型トラックと大型パワーショベルの動く音、近くに開発される、大手企業による大規模開発によるしわ寄せがこの丘にまで来てしまったのです、あわててそこを後にして以来ずっとその丘に行く事は、ありませんでした、その丘はなくなってしまった!と思っていましたから・・・。 

 こんな気持ち良い日にオートバイに乗るのは久ぶり、なんだかいくら走っても疲れない、気持ち良くて気持ち良くていつのまにか、その丘の近くまで来ていた、恐る恐る立ち入り禁止のゲートをはずし、進んでみると開発の傷跡がいたるところに、オートバイで進める限界の場所にスタンドを立て、歩きはじめた、モミの木が見え出す、何本もある、モミの木は、あの時のままだ、石は何処だろう、それらしい石は見当たらない、独り言を言い笑いながら探し歩く、『おいおいどこだどこなんだ埋められちまったのか、いやこっちの方だったかな、いや、やっぱりもっと上の方かなー・・・』 すっかり土に埋もれてその石はありました。それでもその場所の空気は、凛としてモミの木は、空に向かって大きく伸びていました。2005年8月30日 最高の走り!最高の一日!

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秋の図書室

有本利夫『星図』

南向きに立てられた木造校舎の一番西側に図書室がありました。
白いカーテンを通り抜けて来る光が大きなテーブルいっぱいにあふれ、カーテンの間から抜けて来た光は、磨きこまれた床板に当たり天井板にまで反射していました。この部屋で過ごした時間がそんなに沢山あったわけでもないのですが、今でもこの部屋の空気を思い出します。幸せで気持ち良い時間がそこにありました。秋の日差しが長く伸びて黒磯店の大テーブルに光が届きだすと、毎年思い出します。カフェ作りの原風景の一つです。
紙芝居を読んでくれた6年生が大きく見えました。

光の中では、ひかりの子供達が鍵盤を蹴るように飛び回りチェンバロの音に合わせて遊んでいるようです。そしてひかりの音楽を眺めながら飲む珈琲は最高の時をむかえます。

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ファーマーズ ママ

プチココさん廣瀬さんのイベントに参加して頂いたfoo foo農園利根川さん!朝摘み野菜で参加していただきました、自宅の作業場では、漬け物をしたり、餅をついて商品を作ったり、いつも元気に動き回っています、カフェのイベントもおかげさまで、幅が広がり、おおらかな空気が流れていたように思います。又何かのきかいに協力お願い致します。それにしても賢の母ちゃんは、元気だ!

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