ジントニック、フライドポテト、ラムチョップ、パスタ、それとドンガバチョ。これがいつもの注文です。夕方、バールトタンで飲むジントニックが好きです。
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音もごちそう。
仕事の中で出て来る音には、気持ちいい音と、気持良くない音があるから、気持良くない音がなるべく少ないようにしようという話をしていたら、O店長から、お茶の先生が「音もごちそう」と言っていましたと言う話。音もごちそうなんてずいぶん粋なこと言ってくれるもんですね、気持ちいい音、気持ちいい声でお客様を迎えたいとおもいます。
豆
豆の話もすっかり書かなくなってしまいましたが、焙煎する事を辞めた訳ではありません。焼いています。焼いています。少しづつ美味しくなっていると信じながら・・・。豆粒は今でも夢を見ています。
18日午前6時40分那須。
台風9号様来店中
世界を向いた珈琲人
先日バリスタチャンピオンシップの世界大会が東京で行われ見学してきました。各国のチャンピオンの集まる大会が日本で行われたことは、すごい事だなーと沢山の海外の珈琲人を眺めながら思いました。またこれだけの大会を開催するまでには沢山の人たちの見えない努力があっただろうと、思いを巡らせながら主催する人たちのご苦労にありがとうの気持ちを置いて会場をあとにするSHOZOメンバーでした。隣の会場では珈琲にたずさわる沢山の会社やグループの展示が同時開催されていました。今の日本の珈琲の最先端がここに集まっているのだなーと、会場を歩きながら沢山のブースを眺めながら落ち込んだり、ワクワクしたり、また、いつまでたってもいい焙煎のできない自分をどうしていいか、悩みながらの見学でした。途中でいただいた軽井沢の丸山さんの珈琲の味が、今でも口の中にのこっているような気がします、美味い。完璧にローストされながらも、豆の持ち味、さわやかさ、濃く、後味の綺麗さ、すばらしい焙煎だなーと、家に帰ってから再び感心していました。そういえば鹿児島の井上さんのコーヒー豆を飲んだ時にもびっくりしたなー!なんでしょう、この人たちのコーヒーを飲むと昔ながらの日本のロースターの人たちとは、大きく違う「後味」です。豆がいい事は当然ながらローストの仕上りが違います、世界を向いた焙煎です。日本の焙煎機でこの後味は作れないのでしょうか(斎藤珈琲以外で)? 世界を向いたコーヒーに日本の焙煎機で悪戦苦闘のSHOZOです。
お気に入り
平野長蔵
スペシャリティーコーヒー
スペシャリティーコーヒーといわれるコーヒー豆を扱っている人に、焙煎の話をすると、shozoさん、いい豆を仕入れれば美味しくなりますよ!うちの豆を使ってごらんなさい間違いなく美味しいから!昔は藁をもつかむおもいで、その言葉を信じ豆を仕入れていました。今思う事はいい豆を使ったからといってコーヒーが美味しくなるわけではないということです。焙煎の真実を解らないままいくらいい豆を仕入れてみたところでいい焙煎豆にはなりません。ちゃんとした焙煎術と味覚感覚を身につけないままコーヒーの道を走り出すと出口の見えない迷路に迷い込んでしまいます。日本の焙煎業界は迷路の中ではないでしょうか?。一般の日本の自家焙煎珈琲豆の味と海外のこだわったロースターのコーヒーの味の違いをちゃんと解っていて、そのうえで豆が違うんだよ!と言っているのだろうか?なぜ味が違うのかが解らないままヨーロッパやアメリカの業者のまねをしていても日本のコーヒーの味、焙煎術は進歩しないと思います。コーヒー豆の持っている本当のいい味のポイントはそんなに沢山あるわけではなく、追求していくとだんだん焙煎の仕方も、焼き上げのポイントも近いものになっていきます。海外では芯まできれいに焼き上げられる良い機械が生産されていた時期がありその機械を使い本気でコーヒーの焙煎に取り組んだ人たちはそれなりの味を作りだしました。同じような機械を使う人は追求すれば当然同じような焙煎になるでしょう。みんなが同じようにそして美味しくなってくるなかで、より美味しく、そして他店との違い、オリジナリティーを出さなくてはなくなった時、産地、グレードにこだわりそれを売り物とし、焙煎は同じでも仕入れた豆の違いを店の看板にするようになって来たと思うのです。これは技術と真実を身につけた後に考えるべき選択肢であって、闇雲に業者のいうがままにスペシャリティーといわれる豆を使い、美味しくなったように思ってしまう事は自分の成長にも、日本のコーヒー文化の発展にもなりません。斎藤さんは良くいいます。特別な豆を仕入れて、品切れになって迷惑かけるより、安定していつも変わらぬいいコーヒーを届けるほうがいいんだよ!プロだなーといつも身が引き締まります。オークションで一番高値で買った豆を焙煎して高く売る美味しくない店よりも、自分の味に自信と責任を持ちその味を解ってくれる人のために日々淡々と自分のコーヒーを焙煎する斎藤珈琲(札幌市中央区南19条西16丁目6番10号. 電話 011-532-9003 )の斎藤氏、本当のコーヒーを知っている日本焙煎界の貴重な存在です。