望が来る村

石 狩の北にのびる海岸線にこの村はある。草原が続き、風が吹きつけ、厳しく美しい土地、望来。昔この土地に住んだ人々はどんな気持ちでこの名前をつけたの だろう。そんなことを思いながらいつもこの村を走り抜ける。ややストイックになってしまう風景ではあるのだがこの村を後にして思い出す時、自分の中に小 さなキラリが少し生まれる。淋しいのに嬉しいこの風景の土地の名前は、 モ ウ ラ イ 。久しぶりの冬の日本海、冬の望来。

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こころ洗うパンの丘

高 校生の時に買った本にカモメのジョナサンという本があった。カモメは基本的に集団で行動する鳥のようだが、ジョナサンは集団とは一線を置き、一人いや一 羽、より早く飛ぶことに挑戦したり、より高く飛ぶことに挑戦するカモメの物語だったように記憶している。題名が可愛すぎるきがして人にはあまり言わなかっ たがその頃の自分はかなり気に入っている本だった。店を開いてからの、ある大晦日の晩、オールナイトで店を開けたことがあり、その時店で映したビデオもこ の映画だった。
この写真は今日行った海の見える丘の上にあるパン屋の帰り、丘の下のバス停で写した一枚。日本海の冷たい風に向かうカモメたちを見ながら昔読んだ本を 思いだした。3/13 小樽。

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小屋 小屋 小屋

今回はブリキ小屋。夏の間テラスで使うイス、テーブル、パラソルなどを入れるためのものすっかり農家モードの作りかた。那須塩原の高野建設の高野君 (0287−63−3186)とああでもない、こうでもないと、相談しながら作るのでした。黒磯店にももう一つお願いしてあります。頼むよ高野君!

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3月1日 雨

す ごく冷たい雨が降っています。時々みぞれまじりになります。誰もいないNASU SHOZO CAFEにいます。ストーブの周りで静かに過ごしていたら那須店がオープンしてまもなくの頃を思い出した。思わず今、一人でにやにやしています。始めての 冬だった。誰も来ないだろうとと思い、2月を休みにした頃があり、その休みはペンキを塗ったり棚を作ったり本を読んだり、一人この店で過ごした。毛布 まで持ち込んでストーブをつけて、こっちのテーブルの上はペンキ、こっちの机は読書、向こうのテーブルは食事。気分に合わせ移動しながら過ごした。温泉は 近くにあるし、珈琲はたくさんあるし、一人自由に使えるカフェは、最高のアトリエ。その頃ソファーも置いてあったので夜はソファーに眠った。2週間くらい ここにいた。今日は那須店水道工事に伴い休みだが、こうしてストーブの周りで過ごしていると、この店の始まりがよみがえる。こうして一人カフェの空間にい るとき、あらためて、こんなカフェの空間が好きな自分に気づく。小さな彫刻も雨音を聴きながらこの時間を感じてくれているようだ。 PS この彫刻は岡山市で美容師をされている石田さんが制作したものです。

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煙突

やってみなくちゃ解らない、やったことしか残らなない。

と いうことで煙突を一時的に長くしてみた。すごい高さだ。思いっきり期待して焙煎してみた。同じ火力で焙煎時間を長くすることが目的。しかし、焙煎時間は まったく変わらず。進化なし。変化はなかったが、とりあえず気は済んだ。俺のひらめきもこんなもんだったかと、今日はふてくされ!まあ、まずい訳ではない んだから気を持ち直し・・・目標があるおかげで、妥協しないでいられる。Mr,saitoに出会えたことに感謝!

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休憩小屋

スペースがなくてどこに作ろうかと迷っていた念願の休憩室、もうすぐ完成。小さい建物はカワイイ。中に入るとこの狭さがいい、(1階は倉庫)自分一人だけで住みたい!と思う感じの間取りなのだ。
小さい建物は楽しい。今年は小屋を作って遊ぶことにしよう。2006小屋作戦進行中!

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旅する珈琲 2

札幌南7条西19条ぐらいだっただろうか、その珈琲屋は古い2階建ての建物をお店にしていた。札幌に着いて食べるための仕事を探さなくてはと、張り紙がし ているわけでもないのに飛び込んだお店がそのコーヒー屋、札幌可否茶館倶楽部。その店の印象は今でも強烈に残っている。入り口を入ると右側に焙煎室と豆の 販売コーナーがあり、入ってすぐの正面には水だしコーヒーのセット。左側に客席が広がり道路際の窓は上下に動く木製のスライド窓。右おくには四本足のステ レオが置いてありレコードを変えに行くカウンターマンの動きも楽しみのひとつだった。オーダーしたコーヒーは、陶器のポットに入ってサービスされ、簡単に 言えば紅茶と同じスタイル。札幌に暮らすまでの2年間、東京で見てきた喫茶店の空気とはまったく違うものを感じた。東京は、梅雨入りの頃、6月の札幌は乾 いた空気と、でかい空が広がり大通り公園にはライラックの香りが流れ、最高の季節が始まる。この店が札幌のコーヒー文化を築いた店の一つであることを知っ たのは、最近のこと、そしてその店の始まりに斉藤さんがいたことを知ったのもかなり後になる。すでにこの店は建物さえもなくなってしまってはいるが、俺の 中では今でも札幌で一番好きな店。北の町のコーヒーの物語は今も那須野が原で続いてる。

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YUKIE TAKAKU

コーヒーの焙煎もひと休み。次のステップにつながる「ひらめき」が降りてこない。いまのところやれることがない。今のこのローストマシーンの限界ななのだろ うか?ドイツ、アメリカの焙煎機が上なんだとは言われたくないし、もう少し時間を置く事にしよう。今日はルージュ高久から電話が入った、作品作りに取り組 んでいるとのこと。今日のパリの気温は1度だったそうだ!5月に個展をしたいんだけどと言っていた、もう決めているんだろう!YUKIEさん。

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キラキラ

なんだかなーの日々がつづいている。 け れ ど 今夜11時シャッターを閉めて外に出てみると雪が降っていてラストまでのスタッフで空を見上げた。氷の 板のような、雪印のマークのような雪が降って来て、街灯の光が反射してキラキラ光る。小学校4年生の頃、音楽室の裏に積った雪を良く見ると全部が雪の結晶で、喜んだこと を思い出した。そんな話をしながら5人で空を見上げている時間がなんだかすごく良かった!雪降る中、街灯の下、無心に空を見上げていた数分間、なんとも言 葉にできない素敵でウレシイ時間。あーきれいだった!

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珈琲 5

火は弱くしたくない、時間は長くしたい、この壁が破れない。焙煎途中で火を3分間消してみた。火の通りが良くなった。でも、火を消さずに焼き上げたい。煙 突工事をしたら、排気が強くなって、同じ火力でも長い時間やけるかもしれない、思いきって煙突工事をしてみるか!シアトルには、45度の角度で煙突を出し ているお店もあるらしい、なぜ45度なのだろう?

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