椅子が置いてあるだけのギャラリーに秋の光が届いて、部屋中が気持ち良い空気ででいっぱいになります。展示がされているときのこの場所もいい空間です が、何もしていない時のこの場所も又よいのです。この場所の椅子と机でよければ、コーヒーなども運びますので声をかけてみて下さい。時には場所を変えてみ る事は、時間を楽しむための良い方法です。
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山を見る
ワレモコウ
那須高原も東の方に、その原っぱがあります。原っぱのあぜ道を入ると沢山の秋の草花が広がりかなり気持ちいい場所。その草原の中は、茶色のような、赤色 のような種をつけたこの植物も沢山育っています。『ワレモコウ』と言います、秋、この草に出会、眺めるたびに、私も紅いのよ!本当は紅いんだよ!私だって 本当は紅いんだ!と言ってるような気がします。
この草は、『我も紅』と書いて『ワレモコウ』と呼ぶに違いないとずっと思っていたので沢山の人 に、この草は私だって紅いんだ!と言ってるようなきがする から、我も紅と書いてワレモコウと言う名前だよと、ずいぶん話したような気がします。先日気まぐれに辞書でワレモコウを開いてみたら、『吾木香』んー!こ の 字もなんだかいい感じ、まいったな。それでもこの草をみるたびに、『わかった、わかった、お前も紅いよ、きれいだよ』と心に思う爺でした。
コーヒー2
自分の好きなストレートのコーヒーを飲む、コーヒー屋に行ってもその店なりの同じストレートコーヒーを飲む、そうしていると、自分の柱になる味が出来 て来て違う銘柄のストレートコーヒーを飲む時に味の違い個性の違いを比較するベースができます。モカ、ブラジル、マンデリンあたりは、香り個性もかなり対照的なので、比較して味わうと、舌が違いを覚てくれます。
先日コーヒー豆の味の違いが良く解らない!という人へのアドバイスの略文でした。
風のブレンド
三時の天使
山のショウゾウの花壇の端にピンク色の花が咲いている。小さいつぶつぶは濃い赤色で、ピンクの花と、つぶつぶの散らばりかたが、線香花火のよう。先日もこ の花の名前を聞かれ『三 時の天使』と何の迷いもなく答えた、みんな聞いてくれてはいるが、ニコニコしているだけでどうも信じてくれてない。昔パセリ氏が間違 いなくそういったと記憶してるのだけれど、考えてみれば彼女は、百村、キクチ家の生まれ!誰かの素敵な冗談をそのまま、その花の名前として使い続けている 可能性もかなりある。本当の名前は違うのかねー!harappaさんなら知ってるかな?どんな名前か少し気にはなるのだが、俺にとってはいつになっても 『三時の天 使』。いい名前だ!
雨だと言うのに
小雨の降る中を、西に向かって走った、登り坂とトンネル、いくつかのカーブが続き雲がどんどん近づいて来る。トンネルを抜けるたびに状況が変わり山と小 雨雲の作る風景が水墨画のようだ、軽井沢へ向かう道路のこの急激な標高の変化が時に思いがけない風景を作り出してくれたり、日常とその先にある時間との切 り離しをしてくれるような気がする、自宅を出発して、4時間、疲れも程よくたまりだして、その感じがまたいいもんだから、顔がニヤニヤしてしまう、独りで 走るのもやっぱり悪くないなと、重いハンドルを握りながら思う。
エンジンの音がうるさいせいもあって、音楽はかけない。ひたすら走る。 この車、時速100キロが限界なので、85キロくらいで走るのが丁度いい、かっこ いいスポーツカーのようにはいかない。30年も前の車、俺が壊れるか車が壊れるかのハラハラドライブ。往復14時間の安曇野ドライブは、風景と自分を楽し む旅となりました。
佐久、小諸、上田、千曲と続く上信越自動車道の下り線が気持ち良い。たか が高速道路から見た風景なのに 何でこんなに気持ちいいのだ。高台を走る高速道路の左には、千曲川沿いに拓ける町と農村、その向こうには八ヶ岳へ続く山、右側には浅間山、前方にはまもな く北アルプスが見えだすであろう予感を秘めた風景。ひたすら走るこの道路の下やその脇を通る道路は家と家の間を抜けて村と村を結ぶ田舎道、センターライン もないその道は小さな丘や畑の中を通っている、その先にはどんな風景があるのだろう、どんな物語が待っているのだろう、あー気持ちよさそうな道がありすぎ る、この道もあの道も全部走ってみたい。28年前、少年が走り抜けて行った土地を新しい道を使って走り抜けてみた。
魔法の白いゆげ
カウンターを作る男
映画リバーランズ スルーイッツ
あれはアメリカの話なのでしょうか、主人公が昔の思いでをたどりながら物語が進んで行きました、大自然の中でフライフィッシングをする父と兄弟がいたと 記憶していますが、どんなストーリーだったかは、覚えていません。ただ、その中に流れる映像はとてもきれいで、水 の上を飛ぶ虫、夕日に光る草原の風景、釣り人と川を映し出すその映像の一こま一こまは、とてもきれいでした。今でも思い出します。秋も深まるにつれ晴れた 日の夕方などは、特に思い出す事の多い映画です。今日も又、那須店へ向かう車の中で思い出しました、もちろんスケールは、全然違いますが、映画の中で感じ る乾いた空気や、美しい自然を、この那須山の麓に広がる風景の中に感じる物が在るのかも知れません。この土地で生活できることを幸せに思います。
PS 実は今だにフライというものをしっかりトライしたことは、ありません。コーヒー屋のマスターは、けっこう忙しいのでした!